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国分寺大人倶楽部

  • 2017年02月14日(火) 17:59:37
  • 奮闘記
12日にブログを書こうとしたのだけど、どうしても言葉が出てこなくて、今、なんとか絞り出して書いている。
避けては通れない。書かなくちゃいけない。
国分寺大人倶楽部について。

どうして12日かっていうと、12日は国分寺大人倶楽部の月命日だから。
2016年7月12日、国分寺大人倶楽部は死にました。
たくさんの人に見送られて、静かに息を引き取りました。

それから半年間、ずっと書くべき言葉を探していた。
探しても探しても見つからない。
もうこうなったら、思いつくままに書いてやろうと思う。



ラストダンスは、最高だった。
奇跡みたいな公演だった。

自分が書いた芝居に初めてガッツリ出たのだけど、
「あ、俺は今まで、こんなすげえ人らとやってたんだ」
って思った。

毎ステージ毎ステージ、まるでバンドのセッションみたいにスリリングだった。
「あ、今日は後藤くんこう来たか、じゃあ俺はこう行ってやろう」
とか。
役者同士がギリギリのところでせめぎあってた。

これこそ会話劇の醍醐味だよ。
あ、いや、会話劇を語れるほど僕は演劇を知らないのだけど。少なくとも、僕が理想とする会話劇はこれだ。

客演さんも凄かった。
誰一人足を引っ張らない。
客演さんが頼もしかったから、僕は演技に集中できた。
普段なら無理だよ、鬼演出家だもん。
でもラストダンスは鬼になる必要がなかった。

「泣いたりしないんだろうな」
と思っていたのに、公演期間中、何回も泣いた。
だってさ。大事な人がいっぱい観に来て、国分寺大人倶楽部の最後を見届けて、泣いているんだもの。
そりゃ泣いちゃうよ。
今村さんなんて飲み屋でも泣きそうになってたぜ?
そりゃ俺も泣いちゃうよ。

千秋楽の打ち上げはひどいもんだったよ。
みんな泣いてるし、酔っぱらってるし、わけわからんかった。
わけわからんうちに終わっていった。

でもね。
千秋楽のステージで見た景色は、ずっと忘れられない。

産まれて初めて、ダブルコールというやつを経験した。
(というか、普段はカーテンコール自体がない。)

千秋楽、僕は客席に向かって、1分ぐらい頭を下げ続けた。
何に対して頭を下げていたんだろう?
お客さん?メンバー?自分自身?
なんで頭を下げてたんだろう?
お礼?謝罪?

わかんないや。

そんでようやく楽屋に戻って、
松本亮くんが携帯のカメラでメンバー4人の写真を撮った。
それがもう、4人とも、すごい顔。男たち、疲れ切ってる。大竹、変なくしゃくしゃ笑顔。

ああ、もう。
写真なんか撮んなや!
かっこ悪くなっちゃうだろうが!
いさぎよく、写真も撮らずに去るのが、かっこいいんだよ。

なんて言いながら、亮くんからしっかり写真もらった。
そのあと、紗彩も一緒に、5人で写真撮った。
いやあ。かっこ悪いかっこ悪い。

んでね。
その写真見てたらさ、いろいろ思い出したよ。

ハローワーク千秋楽の前日、タケと喧嘩して、殴り合う寸前までいったこと。
高田馬場の路上で、大竹と喧嘩して、「一生ひとりでやってろバーカ」って叫んだこと。
後藤くんにムカついて、着信拒否してブロックしたこと。
紗彩は……紗彩に対しては、最後まで申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺が作って紗彩が支えてきてくれた国分寺大人倶楽部を、勝手に終わらせてしまったから。

そう考えると、解散は当然の流れだよ。
別に仲悪かったわけじゃないけどさ。
5人でやっていくには、いろいろ限界だったんだよ。
こんな個性の強い奴らが、5人でやっていかれるわけないじゃん。
解散は当然の流れだよ。

5人のうち一人でも欠けたら、国分寺大人倶楽部の劇は作れない。
これは今でもそう思っている。
だから解散した。

それでいいじゃん。
それ以上でも以下でもないよ。
理由なんてそんなもん。

「最高の作品ができたから、僕たちは解散します。」
当日パンフレットにはそう書いた。
これも嘘じゃない。
最高の作品ができた。だからもういいんだ。
そういうこと。

あーーーーーーーーーーー。
あれだ、あれ。

これは、あれだ。

野暮だな。

ここまで書いておいてナンだけど、やっぱり語るのは野暮だ。
だせえ。
だっせえ。

もうこのへんでやめます。
酒飲んで寝るよ。

最後に。一言。



国分寺大人倶楽部という劇団があったこと、たまに思い出してやってください。
いつか、どこかの劇場で、河西の脚本、後藤、加藤、大竹の演技、井上の美術を見かけた時、
ほんの少しだけ、国分寺大人倶楽部のことを思い出してやってください。

どうか。忘れないで。



ありがとさんでした。
幸せ者です。
ばいばい。
ぶんじ解散1
ぶんじ解散2
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