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TRUE LOVE ~サユリとの約束~

  • 2016年05月12日(木) 16:26:11
  • 子育て
みなさん、こんにちは。

「三鷹が誇る第四の鷹」こと、河西です。

さて、
みなさんご存知の通り、僕は元ヤンなわけですが、
そんな僕がどうやって更生をしたか、
今日はその話をしたいと思います。

少し長くなりますが、読んでいただけると幸いです。



…………



俺がサユリと出会ったのは、高校二年の夏だった。
今でも目を閉じれば、まぶたの裏に、その時の光景がはっきりと浮かんでくる。

わき汗がドバドバビチャビチャ流れる、そんな暑い日の出来事……



地元でも札付きのワルが通う学校に、俺は通っていた。

だから、サユリと出会ったのは、奇跡だったのかもしれない。

私立・聖・サンアントニヌスネクロマンティヌスエポキュリスクリトリス女学院。
地元で知らない人はいない、超お嬢様学校。

サユリはそこに通っていた。



8月7日。

17歳の誕生日を迎えた俺は、ダチたちと、県道を爆走していた。
タバコをふかしながら、(※ピアニッシモ)
愛車をかっ飛ばしていた。(※ホンダのトゥデイ)



すると、道の真ん中に、一匹の子猫がうずくまっていた。
俺は反射的にそれを避けた。
子猫は無事だったが、俺の愛車(※ホンダのトゥデイ)は派手にいっちまった。

「イテテテテ……」
俺はなんとか起き上がろうとした。
すると、女の笑い声が聞こえてきた。
「クスクスクス。」
頭を打ったせいで幻聴かと思ったが、それは違った。



そこには、女神がいたんだ。



「案外、優しいのね。」

それが俺とサユリの出会いだった。



それから俺たちは付き合い始めた。



いろんなところへ二人で行った。

上野動物園、富士サファリパーク、東武動物公園、
そして、市原ぞうの国……

本当に俺たちはいろんなところへ行ったんだ。



そんなある日。
悲劇は何の前触れもなくやってきた。

いつものように俺たちが象を見ていると、サユリが突然、血を吐いた。

「……ゲホッ!ゲホゲホッ!オゥウウェエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェ(ビチャビチャビチャ)」

擬音で表すと、こうだ。

そのままサユリは病院に担ぎ込まれた……



「彼女は、4兆8900億人に一人の難病に侵されています。余命はあと半年でしょう。」

医者は非情にもそう告げた。

時が止まった。
涙を流すことすらできない。
俺には、何もできない……

たくさんの医療機器につながれたサユリは、言葉を話すことすらできなかった。

俺はただただ、サユリの横に立ち尽くしていた。



そうして俺は族を辞めた。
もちろん、そう簡単に辞めさせてはもらえなかった。
小指のささくれをむしり取られた。

族を辞めた俺は、アルバイトに明け暮れた。
それはもう、学校にも行かず、ありとあらゆる種類のバイトをした。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サンクス、デイリーヤマザキ、ポプラ……
見境なく、ありとあらゆるバイトをしたんだ。



そして半年後。
ようやく貯まった手術費用を持って、俺は病院へ行った。

するとそこには、すべての医療器具を外されたサユリがいた。



「え……サユリ……?」

「かさいくん……」

「……どしたんだ……?もう退院できるのか……?」

サユリは、うっすらと笑みを浮かべて言った。

「違うの……かさいくん……さよならの時間が来たみたい……」

「……え……」

「かさいくんといろんなところへ行って、あたし、楽しかったよ」

「サユリ……象ばっかりで、ごめんな……象ばっかりで……」

「……ううん……たのしかった」

「何一つ、サユリのわがまま聞いてあげられなかったな……」

「……あたしは……かさいくんがとなりにいてくれるだけで……しあわせだったよ……」

「……サユリ……」

「かさ…………ゲホッ!ゲホゲホッ!オゥウウェエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェェェェェェ(ビチャビチャビチャ)」

「サユリ!!もうしゃべるな!!」

「かさいくん……いよいよお別れみたい……」

「……」

「最後に……あたしのわがまま……一つだけ……聞いてくれる……?」

「ああ!なんだって聞いてやるよ!何でも!言ってみろ!!」

「あたしね……昔から夢があるんだ。その夢を叶えて欲しいんだ……」

「ああ、叶える!叶えるとも!なんだい?言ってごらん!」

「あたしね……いつか……演劇の出演者オーディションを開催するのが夢なんだ……河西くん……あたしの代わりに……開催して……よ……」

「ああ!開催するさ!開催するとも!」

「……ありがとう……できれば……時期は、2016年の5/27(金)~30(月)で、内容は、11月に開催されるプロデュース公演の出演者オーディションだといいな……」

「ああ!そうするよ!」

「……できれば……『sleepwalk』っていう演劇製作会社のプロデュースで、河西裕介脚本&演出だと……嬉しい……な……」

「ああ!そうするさ!そうするとも!」

「……応募締切は……5/15(日)23:59で……」

「ああ!ただし各回定員に達し次第締め切る……だろ!?」

「うん……ご応募は……お早め……に……(ガクッ)」

「サ……サユリーーーーーーー……!!!!!!!!!!!!!」



亡くなったサユリのためにも、
みなさんオーディションに応募してください。

sleepwalkプロデュース公演オーディション開催

まもなく〆切です。
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