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5歳のコマオ

  • 2008年09月02日(火) 02:18:29
  • 子育て
僕はここ一ヶ月ほど、とあるスクールに通っていたのですが、そこで「ある思想」を広めていらっしゃる講師の方が、こんな話をされていました。

非常に興味深いお話でしたので、皆さんに紹介したいと思います。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



コマオの家は小学校の隣にあった。
当時コマオはまだ5歳の幼稚園児だったのだが、幼稚園から帰ると、いつも小学校の校庭で遊んでいた。

コマオはいつも一人ぼっちだった。
友達を作るのが苦手で、兄弟も、父親もいなかったから。
いつも一人で校庭の砂に絵を書いて遊んでいた。
それでも、寂しさは感じていなかった。生まれてから一度も友達というものがいた経験のないコマオにとって、「友達が欲しい」という発想自体出てくるわけもなかったのだ。

そんなある日、コマオに不思議な友達ができた。友達らしくない友達だった。なぜなら、コマオより50歳も年上だったのだから。



それは風の強い日のことだった。
いつものように、コマオが一人で絵を描いていると、いつの間にか初老の男が近くに立っていた。男はコマオの絵を興味深げに覗きこんだ。

「何を描いているのかな?」

コマオは振り返る。突然の見知らぬ大人の出現に、戸惑う。

「・・・おじさん、誰?」
「おじさんかい?おじさんはここの小学校の、校長先生さ。」
「・・・校長先生って、なあに?」
「学校で一番えらい人のことさ。」
「・・・えらいって、なあに?」
「難しい質問だね。えらいって、なんだろう。おじさんにもわからないよ。」

これがコマオと校長の出会いであった。
コマオ、5歳の夏。風の強い日の出来事。

それからというもの、二人は毎日のように会った。校庭の片隅でいろんな遊びをした。かくれんぼ、棒倒し、剣玉、縄跳び。どれもコマオが初めて経験する遊びだった。
いつも無感情だったコマオの顔に、笑顔の灯が点った。



そんなある日、コマオが一人で遊んでいると、見知らぬ女が話しかけてきた。なぜかその日、校長は来ていなかった。

「あなたがコマオくん?」
「・・・そうだけど。なあに?」
「ちょっと来て欲しいの。あなたのお母さんにはもう話してあるわ。さあ、車に乗って。」

コマオは戸惑いながらも、言われるまま車に乗った。

女の話を要約すると、こうだ。
女は校長の妻であること。校長からいつもコマオの話を聞かされていたこと。コマオの話をする校長は、いつも楽しそうだったこと。

そして、校長が脳の病気で倒れたこと・・・





それから毎日、コマオは病院に通った。
校長は命こそ助かったものの、植物状態になってしまったのだ。


そして、10年の月日が流れる。


コマオは15歳、高校生になっていた。
高校の入学式を終えたその日の午後、いつものように校長の病室を訪れた。

「校長先生、僕は高校生になったよ。高校の制服姿、校長先生にも見て欲しいなあ。ねえ、校長先生。目を覚ましてよ・・・校長先生・・・」

その時、奇跡が起きた。

「・・・コマオくん・・・かい?」

10年間危篤状態が続いていた校長が、目を覚ましたのだ。

「校長先生!?」
「おお、おお、コマオくん。こんなに大きくなって。」
「校長先生!!やっと目を覚ましてくれたんだね!」
「そうだなあ・・・残念だけど、お別れを言うために目を覚ましたんだ。」
「・・・えっ?」
「そろそろ行かなきゃいけないんだよ。天国に、ね。だから最後に、君にお礼を言いたくてね。君の大切な10年間を、私のせいで不安定に過ごさせてしまったね。すまない。そして、本当にありがとう。コマオ君。いや・・・わが息子コマオよ。」
「お・・・お・・・お父さぁーーーーん!!!!!!!!」

こうして二人に永遠の別れが訪れた。
出逢った日と同じ、風の強い日だった。


校長の危篤状態は終わり、5歳から続いていたコマオの、不安定な10年は、終わりを告げた。




「校長危篤、5歳のコマオ、10年不安定。」




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


自動車教習所で習いました。
駐停車禁止場所の覚え方だそうです。

校   ・・・こう配の急な坂
長   ・・・(坂の)頂上付近
危   ・・・軌道敷内
と(く)・・・トンネル

5(歳)・・・5メートル以内
コ   ・・・交差点
マ   ・・・曲がり角
オ   ・・・横断歩道

10(年)・・・10メートル以内
不   ・・・踏切
安   ・・・安全地帯
定   ・・・(バスや路面電車の)停留所


シュールなゴロですね。ストーリーは僕の妄想です。後半面倒くさくなっているのが露骨にわかってすみません。


免許が取れて嬉しい記念の日記でした。
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コメントを見る(6)

No title by -
一か月なんて最速ですね。
最終兵器だからですか?
No title by 多摩地区の秘密兵器河西裕介
>名無しさん

7月24日から通い始め、8月20日には卒業しました。
まるで合宿のようでした。
最終兵器ではなく、秘密兵器です。
No title by 多摩地区の秘密兵器河西裕介
>えびふりゃーさん

それはすごいですね!
No title by -
次回公演の詳細なんかはまだでしょうか。
見に行きたいと思ってます。初見です。
No title by 多摩地区の秘密兵器河西裕介
>お客様

ありがとうございます。詳細はもうまもなく発表いたします。
ご来場をお待ちしております。
No title by 多摩地区の秘密兵器河西裕介
>はにまるさん

マンコでドジョウとは、半端ないっすね!!

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