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チエちゃんへ

  • 2017年09月15日(金) 00:20:16
  • 奮闘記
チエちゃんへ。

お元気ですか?

僕は普通です。


そっちでも相変わらずレモンサワーを飲んでいますか?

僕はレモンサワーばかり飲んでいます。

お酒をやめなければ身体を壊してしまうとわかってはいるのだけど。それでも飲んでしまいます。


チエちゃんはいつも僕の偏食を心配して、
「野菜も食べてね」
ばかり言っていましたね。



ごめんなさい、

お肉ばかり食べています。



でも、ケンタッキーは月に1回で我慢しているから。

許してね。



明日から、演劇の公演があります。

チエちゃんに観てもらえたらどんなに幸せかと思います。

今回も、脚本を書くのに苦戦しました。

チエちゃんのことを書いているのか、もしくはまったく関係ないことを書いているのか、自分でもよくわからなくなりました。

でも、チエちゃんの小さな胸に、この作品が届いたらいいなと思っています。


あの歌を聴くたび、チエちゃんのことを思い出します。

思い出すたび、ゲロを吐きそうになります。



なんでだよ。

吐いちゃダメだ。

うん、吐いちゃダメだよ。



絶叫マシンに乗っても、お酒を飲みすぎても、吐いたらダメだ。



チエちゃん。

僕は、どうしたらいいのかわからなくなりました。

わからないなりに、一生懸命お芝居を作ってみました。



こんなことして何になるんだろう。

何にもならないか。


あのね、チエちゃん。



たぶん、僕はちょっと、

馬鹿なんです。
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ウロボロス

  • 2017年09月13日(水) 22:00:00
  • 奮闘記
とんでもなくお久しぶりです。

このたび、新しい劇団をつくりました。
Straw&Berryという劇団です。

メンバーは、

小西耕一、佐賀モトキ、上田祐揮、井上紗彩

です。



その一発目の公演『ウロボロス』が、
明後日から始まります。

死んじゃっても死んじゃっても、
何度も何度も生まれ変わって、
同じところをグルグル回る、
竜の話です。

今までやったことない事に挑戦しています。

言いたいことはすべて作品に書いたので、
観に来てください。



-------------------------------------------

Straw&Berry
『ウロボロス』

脚本・演出 河西裕介
2017.9.15(Fri)-19(Tue)
新宿眼科画廊・スペース地下

■出演
小西耕一 佐賀モトキ 上田祐揮 河西裕介

■日替わり出演
9/15(金):土橋美月
9/16(土):池田夏海
9/17(日):石川絢子
9/18(月祝):鮎川桃果
9/19(火):鳴海由莉(ブルドッキングヘッドロック)

■タイムテーブル
9月15日(金)19:30★
9月16日(土)14:30★/19:30★
9月17日(日)14:30/19:30
9月18日(月祝)14:30/19:30
9月19日(火)13:00★/17:00
※受付開始・開場は、開演の30分前となります。
※★の回は、終演後、おまけ演劇『島貴族』を上演します。

■チケット料金
【前売】3,000円
【当日】3,500円
【リピーター割引】2,000円(要事前予約)
【中高生】20円(枚数限定、要事前予約、要学生証)

■公演詳細
○Straw&Berry
Straw&Berry

■会場アクセス
新宿眼科画廊・スペース地下
東京都新宿区新宿5-18-11
JR新宿駅東口より徒歩12分
地下鉄新宿三丁目駅より徒歩7分

■ご予約
河西ファン専用予約フォーム

ここからご予約いただくか、もしくは河西に直接お申し付けください。


-------------------------------------

腹はとっくに決まってる。

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国分寺大人倶楽部

  • 2017年02月14日(火) 17:59:37
  • 奮闘記
12日にブログを書こうとしたのだけど、どうしても言葉が出てこなくて、今、なんとか絞り出して書いている。
避けては通れない。書かなくちゃいけない。
国分寺大人倶楽部について。

どうして12日かっていうと、12日は国分寺大人倶楽部の月命日だから。
2016年7月12日、国分寺大人倶楽部は死にました。
たくさんの人に見送られて、静かに息を引き取りました。

それから半年間、ずっと書くべき言葉を探していた。
探しても探しても見つからない。
もうこうなったら、思いつくままに書いてやろうと思う。



ラストダンスは、最高だった。
奇跡みたいな公演だった。

自分が書いた芝居に初めてガッツリ出たのだけど、
「あ、俺は今まで、こんなすげえ人らとやってたんだ」
って思った。

毎ステージ毎ステージ、まるでバンドのセッションみたいにスリリングだった。
「あ、今日は後藤くんこう来たか、じゃあ俺はこう行ってやろう」
とか。
役者同士がギリギリのところでせめぎあってた。

これこそ会話劇の醍醐味だよ。
あ、いや、会話劇を語れるほど僕は演劇を知らないのだけど。少なくとも、僕が理想とする会話劇はこれだ。

客演さんも凄かった。
誰一人足を引っ張らない。
客演さんが頼もしかったから、僕は演技に集中できた。
普段なら無理だよ、鬼演出家だもん。
でもラストダンスは鬼になる必要がなかった。

「泣いたりしないんだろうな」
と思っていたのに、公演期間中、何回も泣いた。
だってさ。大事な人がいっぱい観に来て、国分寺大人倶楽部の最後を見届けて、泣いているんだもの。
そりゃ泣いちゃうよ。
今村さんなんて飲み屋でも泣きそうになってたぜ?
そりゃ俺も泣いちゃうよ。

千秋楽の打ち上げはひどいもんだったよ。
みんな泣いてるし、酔っぱらってるし、わけわからんかった。
わけわからんうちに終わっていった。

でもね。
千秋楽のステージで見た景色は、ずっと忘れられない。

産まれて初めて、ダブルコールというやつを経験した。
(というか、普段はカーテンコール自体がない。)

千秋楽、僕は客席に向かって、1分ぐらい頭を下げ続けた。
何に対して頭を下げていたんだろう?
お客さん?メンバー?自分自身?
なんで頭を下げてたんだろう?
お礼?謝罪?

わかんないや。

そんでようやく楽屋に戻って、
松本亮くんが携帯のカメラでメンバー4人の写真を撮った。
それがもう、4人とも、すごい顔。男たち、疲れ切ってる。大竹、変なくしゃくしゃ笑顔。

ああ、もう。
写真なんか撮んなや!
かっこ悪くなっちゃうだろうが!
いさぎよく、写真も撮らずに去るのが、かっこいいんだよ。

なんて言いながら、亮くんからしっかり写真もらった。
そのあと、紗彩も一緒に、5人で写真撮った。
いやあ。かっこ悪いかっこ悪い。

んでね。
その写真見てたらさ、いろいろ思い出したよ。

ハローワーク千秋楽の前日、タケと喧嘩して、殴り合う寸前までいったこと。
高田馬場の路上で、大竹と喧嘩して、「一生ひとりでやってろバーカ」って叫んだこと。
後藤くんにムカついて、着信拒否してブロックしたこと。
紗彩は……紗彩に対しては、最後まで申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
俺が作って紗彩が支えてきてくれた国分寺大人倶楽部を、勝手に終わらせてしまったから。

そう考えると、解散は当然の流れだよ。
別に仲悪かったわけじゃないけどさ。
5人でやっていくには、いろいろ限界だったんだよ。
こんな個性の強い奴らが、5人でやっていかれるわけないじゃん。
解散は当然の流れだよ。

5人のうち一人でも欠けたら、国分寺大人倶楽部の劇は作れない。
これは今でもそう思っている。
だから解散した。

それでいいじゃん。
それ以上でも以下でもないよ。
理由なんてそんなもん。

「最高の作品ができたから、僕たちは解散します。」
当日パンフレットにはそう書いた。
これも嘘じゃない。
最高の作品ができた。だからもういいんだ。
そういうこと。

あーーーーーーーーーーー。
あれだ、あれ。

これは、あれだ。

野暮だな。

ここまで書いておいてナンだけど、やっぱり語るのは野暮だ。
だせえ。
だっせえ。

もうこのへんでやめます。
酒飲んで寝るよ。

最後に。一言。



国分寺大人倶楽部という劇団があったこと、たまに思い出してやってください。
いつか、どこかの劇場で、河西の脚本、後藤、加藤、大竹の演技、井上の美術を見かけた時、
ほんの少しだけ、国分寺大人倶楽部のことを思い出してやってください。

どうか。忘れないで。



ありがとさんでした。
幸せ者です。
ばいばい。
ぶんじ解散1
ぶんじ解散2

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劇作家

  • 2017年01月25日(水) 22:30:00
  • 奮闘記
劇作家が、長い道を歩いていた。

すると、お腹を空かせた子供に出会った。

劇作家はどうしたものかと考えた。



そこへ優秀な料理人が通りかかった。

料理人は子供にサーモンとトマトとオリーブの入ったサンドウィッチを振舞った。

たちまち子供は笑顔になった。






劇作家はさらに道を歩いた。

すると、無実の罪を着せられて泣いている男に出会った。

劇作家はどうしたものかと考えた。



そこへ優秀な弁護士が通りかかった。

弁護士は陪審員の前で男の無実を見事に立証してみせた。

男は弁護士に感謝し、今度は嬉し涙を流した。






劇作家はさらに道を歩いた。

すると、毒蛇に噛まれて苦しんでいる女に出会った。

劇作家はどうしたものかと考えた。



そこへ優秀な医師が通りかかった。

医師は女に血清を注射した。

女は一命を取りとめ、医師にお礼のキスをした。






劇作家はさらに道を歩いた。

正直なところ、歩くのが苦しくなってきていた。

「どうして自分は歩いているんだろう」と考え始めた。

今まで考えたこともなかったのに。

考え始めた途端、歩くのが苦しくなった。

それでも劇作家は歩いた。






すると、友人に会った。

友人は自殺をしようとしていた。



彼は劇作家以上に、歩くことに意味を見いだせなくなっていたのだ。



劇作家は「今度こそ」と思った。

今度こそ。

今度こそ。

今度こそ。



紙とペンを用意し、戯曲を書いた。

友人のためだけに戯曲を書いた。

死んでほしくない。

台詞やト書きの一文字一文字に、想いを込めた。






一晩かけて、劇作家は戯曲を書き上げた。

100枚に及ぶ大作だった。

友人は何も言わずに戯曲を読んだ。

約2時間、二人は言葉を交わさなかった。



友人は最後の一行まで目を通し、一言、

「おもしろかった。」

と言った。






劇作家は安堵した。

安堵の涙が出た。

泣いている自分が照れくさくて、2秒ほど、ほんの2秒ほど、友人から目をそらした。






その2秒の間に、友人は死んだ。






劇作家は歩くのをやめた。

そして、友人の隣で自分も死ぬことにした。






ナイフを取り出し手首にあてがう。

ナイフが小刻みに震える。



ダメだ。

劇作家の頭を、一つの鮮烈な欲求が支配する。

それは懐かしさにも似た、欲求。



劇作家はその時、自分がある重大な過ちを犯していたことに気が付いた。

そうか。

そうだったんだ。



そして、まだ体温が残っている友人の掌を、包むように握った。





ただ、ただ、手を握った。

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 by い
えほんにもなりそうだ…
 by 河西裕介
>いさん

僕は絵が描けません。誰か描いてほしいです!

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ラストダンス

  • 2016年07月11日(月) 11:30:08
  • 奮闘記
国分寺大人倶楽部
最終公演
『ラストダンス』

明日で終わります。



きちんと終われるというのは、なんだか幸せだなぁと思います。



紗彩が作った舞台美術の上で、
僕が書いた脚本を、
後藤くん、タケ、大竹が演じてる。



こんな幸せなことってあるかい?




作品自体は、解散とか関係なく、ただただ丁寧に人間を描きました。

「解散公演だから観れて良かった」
とか、
「4人の最後の姿を見れて良かった」
とか、

どーでもいいぜそんな事柄。

マジで。



やっぱり最後とか関係ないです。

『ラストダンス』は僕の最高傑作です。

最高の作品ができたので、僕たちは解散します。

今日か明日。
観に来てください。



国分寺大人倶楽部ホームページ



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